地方をもっと地方らしくする

地方の風景はどこも画一になりつつある。

大手チェーンが立ち並ぶロードサイド、郊外には大型店がそびえ立つ。

何も考えずに経済的な合理性に身を任せると、どうしてもスケールメリットで勝負ができる大手資本ばかりになるの は自然の原理だ。

それらはすぐに作れるしすぐに壊せる。

利便性を考えると大切であることは確かであるが、そういう街に頼りすぎてしまっては、地方はどこにでもある街になってしまうのではないだろうか。

そんな日本は面白いのだろうか。

一方で、ずっとその街にある建物や通りはすぐに作れるものではない。

築100年を越える町家やレトロな商店街、 細くて気になる路地や、歴史のある神社仏閣などは、そのまちにしかない資源だ。

これらを再活用することで「蓄積されていく時間」を価値に変え、どこにもない街をつくることが、将来的にはどこにでもある街と差別化され、人々に魅力ある街となるのではないだろか。

さらに、その街にしかない最大の資源は「地元の人」だ。地元に根をはるからこ そ経済的な価値観とは違うチャレンジができることがある。

家族がいるから頑張れる、あの人のためだから頑張れる。

そうした人の繋がりが渦を巻き、束になってチャレンジしたときに、これまでに見たことのない「地方」が見出せるのではないだろうか。

そう信じて、僕らは地方と共に伴走する。